やりたい看護がしたい!ママさん看護師
高橋さん・30代女性・夫と子供1人の3人家族
消化器内科1年半、特別養護老人ホーム2年、デイサービス1年の経歴のママさん看護師の話し。
看護師として勤務していたのは22歳から27歳の頃でした。主人の転職のため、遠方に引っ越す際に一度看護師を辞め、引越し先で転職。出産後はデイサービスで勤務していました。
自分がやりたい看護のための転職
学生時代から、老人介護に興味がありました。しかし、新卒でいきなり老人ホームに就職するより、大きな病院で実際の医療現場を見て、様々な体験を積んだほうがよいと考え、最初は大学病院に就職しました。基本的な看護技術はもちろん、最先端の技術も間近で見ることができ、確かに勉強にはなったのですが、病気を治すというより、病気と一緒に生きていきながら人生の質をケアするような看護がしたいという思いは日に日に高まりました。自分もいつ死ぬかわからないし、やりたいことがあるのにやらないのはもったいないと考え、主人の引っ越しを機に思い切って転職することにしました。
出産後はデイサービスへ異動
病院ではなく、特別養護老人ホームの看護師として転職しました。社会福祉法人が運営する、120床ほどの規模の老人ホームで、デイサービスとグループホームも併設していました。途中で妊娠がわかり、産休・育休を取得し、復帰するときはデーサービスのパートでお願いしました。子供が小さいため、日勤のみで残業はありません。
子育て中でも自分のやりたい看護ができる!
自分のやりたかった、高齢者の生活の援助ができて本当におもしろかったです。デイサービスに移ってからも同じです。先輩や介護士さんたちと、どうするのが最善か考えながら、一人ひとりにあった援助を行える点にやりがいを感じました。子供ができてからも、子育てとの両立ができるようにパートにしたため、休みの希望も通りやすく、急な休みも対応してもらえます。子供ができても、辞めずに看護師として働くことができるのは、周りの理解とサポートがあるからだと思います。
子育てママナースに一言
子育て中でもやりたいことがある人は、思い切ってやってみると良いと思います。働く条件を変えたり、職場の理解・周りの協力があればなんとかなるのもです。子供にも、自分にも無理なく働ける環境で子育てと看護師の両立ができるよう、私の経験が少しでも参考になればいいと思います。
高橋さんは子供ができても自分のやりたい看護をあきらめずに今も看護師といて働いています。子供がいても、条件さえそろえばうまく働くことができるんですね。